2019.11.28
おかげさまで、発売早々、かなり好評の「黒毛和牛の佃煮」です。
皆さん、お肉お好きですね〜。
発売して日が浅いのですが、早くも進化しました!
随分以前から、一部のお客様に、特別注文でお作りしていたので、レシピはあったのですが、黒毛和牛そのものは、世間一般に信頼されているお店で仕入れる程度でした。(たとえば、近所の高級スーパーマーケット、百貨店の食品売り場、評判のいい地元のお肉屋さんなど)
より安全で美味しいお肉をさがしていたところ、抗生物質、成長ホルモン剤を一切使用しないで、飼育期間の長い肉牛を飼育している牧場が経営するお店を発見! 大分で牧場を営むニード牧場の直営店。芦屋のラポルテ内にあります。神戸にも路面店ができたみたいです。(神戸ビーフのお膝元で勝負!? ちょっとチャレンジングなのがいいですね。)
ところで、皆さん、黒毛和牛と国産牛の違いってご存知ですか?
恥ずかしながら、私は、今まで積極的には牛肉を使ってこなかったので、こんなことすら、最近、ご近所のお肉屋さんのご主人に教えてもらうまで、知りませんでした。
黒毛和牛は、上等の国産牛なのかな?くらいの認識でした。
一言でいうと、黒毛和牛は、食肉用に育てられている牛。
国産牛は、食肉用ではない乳牛などの牛の肉。
さて。
牛肉の仕入れ先を探していた私。
はやりの「グラスフェッド」を始め、いろんなお肉情報も気になるけれど、大量に使うわけでもないし、まずはすぐ買いに行ける場所で、安全で良い肉を相談しながら買えるお店があれば良いんだけど〜と思っていました。
ニード牧場の直営店を見つけた時は、「これだっ」て思って、その足で、仕入れに行きました。
まずは、抗生物質、成長ホルモン剤などの使用の有無をお店の方に再確認。
お話ししていると自分たちの牧場で育てた牛肉への思い入れ、誇りが自然と伝わって来ます。
こちらで販売しているのは、雌牛のお肉だけだそうです。(雌の方が香りも良く、美味しいのだそう。)
飼育期間も通常より長い30ヶ月以上とか。(なんでも脂の質が変わるそうです。この辺まだ全くわからないので、受け売りです。)
豚肉や鶏肉も同じ店舗で扱っているので、お店の方に「豚も抗生物質やホルモン剤不使用ですか?」と喜び勇んでお尋ねするとと「それは詳しいことはわからない。仕入れ品だから。」と、なんとも正直なご返答‥。
なので、豚肉はとりあえずスルー。
で、佃煮を作って見た結果。
今まで、私が作って、食べて来た牛肉とは全く違うお肉でした。
一緒に作っていたスタッフたちもびっくり。
炊いてる時の匂いが全然違いますね〜。
違うけど、これも美味しい〜!っていうのがスタッフたちの感想です。
どう違うのか?
まずは、普通の黒毛和牛を調理している時の、あの「肉肉しい匂いが少ないこと。」
清左衛門には、肉が苦手なスタッフが2名います。
肉料理をすると、肉肉しい香りが立ち込めるので、苦手な子は嫌だろうなってちょっと気にしていたのですが、ここの肉はほんとにそういう感じが少なく爽やかなのです。
そして「肉肉しい肉を食べた後の、独特のあの肉肉しい後味がないこと。」
今までは、食べた後に、どうしても「肉を食べた感」があったのですが、ここの肉は、なんだかスッキリした後口です。
肉好きの方は、多分あの「肉肉しい」感じがお好きなのかもしれませんが、私は、スッキリした後口のここお肉の方が好きです。というわけで、その日以降、牛肉は全部、ニード牧場さんまで仕入れに行ってます。
肉を使い出すと、まただんだん知識も深まっていくと思います。
それによって考え方作り方も変わっていくかもしれません。
それもまた楽しみです。
良質な材料と丁寧な手作りで、毎日食べても飽きることのない自然な本物の味を作る!
清左衛門の基本方針です。
清左衛門の「黒毛和牛の佃煮」は、安心な飼料で自然に近い状態で育てられた肉と、国産の有機栽培の生姜をたっぷり使用し、伝統的な本物の調味料だけを使い丁寧に手作りしています。
ポピュラーな甘辛味ですので、あたたかいご飯でほっこりお召し上がりください。
紅生姜を、アクセントにするのもおすすめです。(清左衛門会長(兄)に教えてもらいました。)
新しいアイテムたちもこれから進化して行くと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
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