2023.08.07
ベストセラー「食品の裏側」の著者、安部司先生の講演会が西宮で開催されます。
さまざまな食品情報があふれる中、何をどう選べばいいのか、食品添加物の第一人者から本物の情報を得ることができます。
子供たちの長い将来を考えるパパママたちには特に知っておいてほしい内容です。
以下青字の部分は、「食品の裏側」のエピソードを簡単にまとめたものです。ほんとは、ぜひ著書を読んでほしいのですが…(30ページ〜50ページ)
安部先生は、もともとは食品添加物商社のトップセールスマン、「食品添加物の神様」とまで呼ばれていた方です。
食品添加物は、食品を長持ちさせ、色形を美しくし、品質を向上させて、味を良くして、コストを下げる、ということが簡単にできる「魔法の粉」。
当時の先生は、そういう食品添加物の光の部分を追求するあまり、「人体への毒性」「食卓の崩壊」という闇の部分を実感できなかったそうです。
ところが、人生を変える出来事が…。
モーレツサラリーマンで毎日午前様だった安部先生。その日だけはと仕事を切り上げて早く帰ったお嬢ちゃんの3つのお誕生日。食卓に所狭しと並んでいたご馳走の中、可愛く盛り付けられていたミートボールを何気なく口に放り込んだ瞬間、先生は凍りついたと言います。それは、まさに先生が開発したミートボールだったのです。安部先生は、純品の添加物ならば、ほぼすべて舌で見分けられるいわば「添加物ソムリエ」です。
「これはどうしたんだ。買ったのか。✕✕のものか。」と訊いたら、奥さんが、「そうよ。安くて、子供たちも好きだからよく買うのよ」というそのミートボール、子供たちが、とても美味しそうに頬張るのをみて、「ちょっと待て待て!」と皿を下げてしまいました。
そのミートボールは、本来なら産業廃棄物となるべきクズ肉を、添加物を大量投入して「食品」に仕立て上げた「添加物のかたまり」だったのです。原価20円か30円のミートボールが飛ぶように売れて、メーカーさんはビルが建ったとか。
作る側の立場だった先生は、「素晴らしいミートボール」を作ったと誇りにすら思っていたのに、自分の子供たちには絶対に食べてほしくないモノだったとはっきりわかったそうです。自分も家族も食べる側、つまり消費者だったことにはじめて気づかれたそうです。
そして、その日は一睡もできない夜を過ごし、自分が「生涯の仕事」と決めたこの仕事は何かがおかしい。それまでは聞き流していた現場の人たちの言葉を思い出したり、先生の住む街は他の都市よりアトピー皮膚炎の子供が多いという噂の何千分の一かは自分の責任ではないかと罪悪感にさいなまされ、翌日会社を辞められました。
その後、無添加の明太子の製造販売を始められた先生は、お客さん相手に添加物の話をはなしているうち、「もっと聞かせて」という人がふえてきて、全国をまわることに。熱心に話に耳を傾ける多くの人を見て、食品添加物の現場の「生き証人」として、添加物の現状を告発するという責任があるのではないか、それこそが自分の使命ではないか。過去に対する罪滅ぼしになるのではないか、と思うに至られたそうです。
安部先生の講演では、白い粉が入った小瓶が、テーブルにずらりと並べられ、小さじで、先生がちょちょっと配合して、「得体のしれない旨味」から、おなじみの和風、中華風、洋風のスープが作られる過程がわかります。
添加物についてはある程度聞きかじっているつもりでいても、実際には使ったこともないので、目の当たりにすると、ほんとに、びっくりします。すべての味は、白い粉を調合しているだけなのです。
例えば、鰹や昆布ののおにぎりを作るにしても、散々使ったあとの出し殻だけあれば大丈夫。形だけあれば味はなんとでもなるのです。
ぜひ、一度、このびっくり体験をされることをおすすめします。
安部先生の講演はとても面白く(さすが元トップセールスマン)、勉強になります。
協賛企業の試供品や、貴重な資料も色々もらえるお得感のある講演会です。
小学生以下の子供は無料、中高生は1000円で参加できますから、ご家族ご一緒に勉強するのもいいと思います。
清左衛門では、絶対オススメのこの講演会の前売りチケット(¥3000)に清左衛門のお買い物券(500円分)をつけて販売します。20名様分をご用意しています。ぜひお申し込み下さいませ!
安部先生の一番弟子、辻井さんのウェブサイトからも、購入できますよ。(清左衛門のおまけは付きませんけど…)
お問い合わせは、清左衛門、北まで 電話0798-49-8898
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