カジュアルな新暖簾です!
いつもの立派な暖簾と交互に掛けようと思っています。

実は昨年、20年来、ずっと暖簾をお願いしている京都の小西さんが、お店に立ち寄ってくださったとき、「佳子さん、暖簾が邪魔してるね。」っておっしゃったんです。

「えっ?!」貴方が作ってる暖簾やん。その暖簾が邪魔してるって、どういうこと〜?!
(それにしても、我ながら惚れ惚れするような素晴らしい暖簾!!揮毫は、私が心酔していた師匠、今は亡き花田峰堂先生)
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お商売始めたときに、くたびれた暖簾かけてるような店になったらあかんよ!」てアドバイスしてくれた小西さん。金科玉条、どんなことがあっても、暖簾だけはくたびれないように頑張ってきたのに〜。

「僕、佳子さんと友達やから入れるけど、こんな店普通やったらよう入らんわ。敷居が高すぎる」って。
小西さんとは、FBでもお友達で、最近の清左衛門のカジュアルなラインアップもほぼご存知だから、暖簾と店の中身がずれてるよということらしい…。
随分前から、もはや商品内容が、佃煮屋さんとはいえないお店だったので、暖簾が、佃煮となっているのは少々問題だなあと思っていたけれど…。

白の暖簾

で、少し雰囲気を明るく軽やかにするために、20年前に作ったのにかけたことのなかった白の暖簾に、昨年からチェンジ。白の暖簾の爽やかさにゾッコンになりました。店内も明るいのです。
(創業当時は、全く反対。とにかく重厚感が欲しくて、濃紺の暖簾しか掛けることが出来なかったのです。)

 

さて、佃煮ではない、新しい暖簾をどうするか?

花田先生がお亡くなりになった今、もう手書きはないなと
花田先生が好きすぎる私は、他の書家にお願いする気はさらさらなく、もはや活字しかない。でも活字の日本文字も嫌だから、もう英字フォント!と決めてかかってました。

とはいえ、何点かラフを考え、悪くもないけど、いきなり英字じゃ違うお店になっちゃうな、と悶々とする日々。

書道日記

そんなある日、花田先生のところへ通っていたときの「書道日記」をぱらぱら

日記が続かない私が唯一書き続けた書道日記。
花田先生が好きすぎて、先生から学ぶことだけは、書道に関することでも日常の小さなことでも、一言たりとも忘れたくないと、日記にできるだけ書き留めていたのです。
この書道日記だけが、今まで私の人生に存在した日記なのです。(あ、も一個あります。長年かきためた、味の試作の記録!)(カバーは、心斎橋の先生のお店、竹翠書院の包装紙です。)

そうしたら、あー、こんなコト、あったなっ〜ていう記録が。
お中元で、忙しくて全然時間が取れず、ササッと数枚書いてお稽古に行った日。
添削の途中で、先生が作品を鷲掴みにして「す、素晴らしいな〜」「こんな字持ってこいよ!!」って言ってくださった。私本人は、どこがいいんだかわからずキョトンとしていたことが…。

その時の日記と文字。いい方はの作品は、競書かなんかに出してしまったので現存してませんが。

書道日記

ふっと思い出してきたのです。先生は、「清左衛門の看板、君が書けよ」、「君の字はおもろいから、自分で書け」と結構おっしゃってました。

ある日、耳が聞こえにくかった先生に、お稽古の時、手紙を書いて持っていきました。先生はコレを気に入ってくださって、関係ないのに◎を付けてくださいました。字が悪いときには徹底的に厳しく、いいところがあるときには些細なことでもそこを認めてくださる素晴らしい先生でした。


先生の言葉を胸に、今回自分で書くことにしました

格調高い先生の暖簾とは比べるべくもありません。
え〜、ショック!何でやねん? って思われるお客様もいらっしゃると思います。

でも、カジュアルで毎日通っていただくお店になりたいと思っているのだから、このくらいの下手っぴな親しみやすさもありかな、と。
大切な日には、格調高い先生の暖簾をかけつつ、高尚でもカジュアルでも、どちらも同じ大真面目で美味しい清左衛門ということがお伝えできればと思います。

峰堂先生、いかがでしょう?
皆様、よろしくお願いいたします!


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