2014.01.08
たかじんが亡くなった。
大阪のテレビは、ほとんど全部、彼の特番。
特別に語るべきをもたない私でも、大阪の人間だもの、何かコメントせずにはいられない。(自分のためです…。)
10代後半から20代をずっと東京ですごしていたし、大阪に戻って清左衛門を始めた頃は何から何まで母娘で必死だったのでテレビをみる余裕なんか全くなく、たかじんに親しみを覚えたのは、随分後年、司会者として。
いつのころからか、日曜午後1:30、読売テレビ「そこまで言って委員会」は、私たちのはずせない番組となった。マラソンや特番で流れちゃうと、「ちっ!」みたいな。
「悲しい色やね(上田正樹)」を聞きたくて買ってもらったアルバムでたかじんの歌を初めて聴いて、普段と全く違う「きれいな」声に、ほんまにこれがたかじん?と驚いた。
お酒を浴びるほど飲んで、いいたいこと言って、はちゃめちゃだけど、いつもほんとに上品でジェントルマンに見えた。
2011年にスティーブ・ジョブズが無くなったとき、「こればっかりは、平等やな…」と委員会でぽつんとつぶやいたたかじんがやけに印象に残っている。ほんとにこればっかりは平等やね…。
お酒、大好きなたかじんに佃煮食べてもらいたかったな。どっかで誰かとつながって、食べてもらいたいよね、ってママともよく言った。(ワイン党みたいだけど…。メニュー開発もするやん…)
番組の名前も変えずにずっとそのままがいいな。
「ご冥福をお祈りします」という常套句が、何故だろう、ふさわしくない気がするたかじんの逝去。
大阪に、今日は朝から冷たい静かな雨が降り続いている。
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