2022.08.05
今日の仕入れ分から、穴子の産地が変わります。
長崎・対馬産から、韓国産へ。
韓国産の穴子の仕入れは初めてですが、わりといい品物で、良かったです。
できるだけ日本の漁師さんのものを使いたいと思っていましたが、
長崎が不漁すぎて、漁師さんがもう穴子を獲りに行ってないということなので仕方ない。
せっかく漁に出ても、残念ながら、伝助穴子というでっかいタイプしか獲れないんですって。
何年か前の瀬戸内とおんなじ感じなんですね。
せっかく漁にでても、伝助か、ビリ(貧相な小さい小さい穴子)しか獲れない…。
対馬と韓国、ほぼ同じような海域なのに、なんで韓国では獲れてるの?って聞いてみたら
やや北側だから、若干水温が低いんちゃうかって感じ。
長崎の漁師さんいわく、今年は水温が高いので、海底深く深く、穴子が潜り込んでるんちゃうか、とのことです。
春先には、雪解け水で水温が低くなるから活性が下がって春枯れになるし、高くなったら高くなったでどこかへ行っちゃう。いろんな要素が絡むんでしょうね〜。穴子は気まぐれです。
でも、穴子だけではありません。
ここのところ、魚が全般的に少ない、と市場の関係者の方は皆さんおっしゃいます。
水温のせいなのか、乱獲のせいなのか、よくわかりませんが、不気味だし不安だし嫌ですね。
限られた資源、丁寧に料理して、少しでも大切に美味しく食べられるよう一層努力したいと思います。
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