2014.02.04
先日、ここでもご紹介した哲ニイ(川越 小野食品、小野哲郎さん)の、作品が再び届きました〜!
ふふ、ラッキー‥。ご注文いただいた上に、またまた芸術的なお豆腐とおあげさん、ゲットしちゃいました。
今回頂いたのは、「翠薫香」というちょっとアーティスティックなお豆腐。
パッケージのフィルム越しにうっすら、翠(みどり)と白いお豆腐がマーブル状になっているのが見えますか?
このみどりと白の木綿豆腐は、哲にいの作るものですから、当然、味はこの上もないのですが、パッケージもキュートでお洒落。
お土産にしたくなっちゃいますね。
中身はこんな感じ。
美味しくてとても美しいから、薬味とか載せたくないし必要ないし、たいていは、まんま頂いちゃいます。
美味しいのなんのって‥。
(グリーンのオリーブオイルと塩で頂いても、なかなかきれいでいい感じでしたよ。)
哲にいのお豆腐を初めて頂いた時、美味しくて感動して、その後ちょっと「へこんだ」ことを思い出します。
世の中には、こんなにシンプルでこんなにレベルの高いものを作る人がいたんだ‥‥。って。
でも、そんな哲にいも、はじめっからいまほどすごかった訳じゃない。(ほっ。)
いつも、試行錯誤で新しい物にチャレンジし続ける哲ニイ。業界ではきっとおしもおされもしない大御所なのにいつでも新進気鋭の雰囲気が漂ってる。
今回、清左衛門でお稲荷さんを作ってみたいっていったら、すしあげをおくってくれた。
でもね、いま新豆に切り替わってるから、満足のいく出来じゃないよって。
なんでも、あげは、ひね豆の方がいいらしい‥。(お豆の新とひねの感じは何となく理解できます。うちも日頃、お豆と格闘してるので‥)
それで、発酵直前まで水につけて、なんだかんだと5日間くらいかかっちゃうとのこと。(なんだかんだについても、きっちり教えてくれたけど、ちんぷんかんぷん。今度、遊びに行った時、見学させてもらおうっと。)
哲ニイのすしあげ。哲ニイがつくるから美味しいんです‥。
台無しにしないようにこっちも腕を上げなくちゃ!
哲ニイは、おあげさんには、消泡剤をつかってないので、ものすごく難しいんですって。(大豆のサポニンとかいろいろで泡がいっぱい出て、とにかく泡との戦いだとか‥。)
はじめのうちは20回位に1回くらいしか上手に出来なくて(20回に一回よ!)、それが15回に1回になり、10回に一回に、5回に一回、2回に一回‥。
そして、いまのあげが出来るようになった。日々、研究の哲にい。
彼の座右の銘は、岡倉天心 「変化こそは唯一の永遠である。」 カッコイイなあ…、同感です。
最新の栞「御言葉集に」についても、
禁じ手だけど、ふふ、と電話の向こう、注文増えたぜ、って笑う哲ニイは、とても素敵なのです。
ジェーン・バーキンが数年前、来日したとき「好きな日本の食べ物は?」と訊かれて「オノショクヒンのトーフ!」って答えたって言うんだから、すごいですよね。
この栞、禁じ手かどうかわかんないけど、他のお店じゃきっとなかなか作れないよ〜。
どなたか、清左衛門にも珠玉の「御言葉」を宜しく〜!
過去の小野哲郎さんに関する記事(代表作「なごり雪」と私が思う哲ニイ像)
天下のざる豆腐「なごり雪」GETしました!
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