2015.07.18

宇野亜喜良

イラストレーターの大御所、宇野亜喜良先生が、朝日新聞の東京版の夕刊(2015年6月30日)のコラム「オトコの別腹」で、清左衛門の「大納言」を紹介して下さいました。 「大納言」君の、マスメディアデビューです。宇野先生、ありがとうございます!

男の別腹
男の別腹

関西では読めないのが残念ですけど、「オトコの別腹」っていうタイトルもなんか素敵じゃないですか。スウィーツ好きの男性著名人がお気に入りを紹介するコラムで、女性が、がっつり系を紹介する「おんなのイケ麺」と同時掲載です。洒落たコラム、関西でも是非!

宇野先生のイラスト、本当にお洒落‥。かっこよさの極み‥。上掲の「MONO AQUIRAX」には、雑誌の挿絵から落書きメモみたいなカットまで、モノクロームの宇野作品がちりばめられているんですけど、眺めているだけで、自分まで洗練されていくような錯覚に‥。(あ〜あ、錯覚。)

宇野亜喜良

さて、宇野先生が、コンスタントに、清左衛門のお取り寄せをしてくださるようになってから、10年以上は経つんじゃないでしょうか。贅沢茶漬(特に穴子)と煮豆を気に入ってくださって‥。大切なお使い物にもご愛用いただいて、本当に嬉しく思いっきり誇らしい気持ちです。

以前、宇野先生がご紹介くださった記事(「週間文春」おいしい!私の取り寄せ便)

いつも、上品で、落ち着いた、なんとも素敵なお電話でご注文をいただく奥様(きっと、宇野作品のなかの女性みたいな、美しく魅惑的な方なんだろうな、って勝手に想像を膨らませています‥)が、次のようにおっしゃったのを覚えています。

「この間、送っていただいた、『大納言』がとっても気に入ったので、まとめて送ってくださる?」

そうなんです。なんと、大納言の新発売のときに、いち早くお試しくださった宇野先生から、即リピートのご注文。大納言は特別な思い入れのある商品だったので、ご評価いただいてそれはそれは嬉しかった。
以前からコンスタントなご注文をいただいていましたが、大納言でより一層。ほんとにいつも、お仕事の合間などにご愛用いただいているんだなあと、スタッフ全員で喜んでいるのです。

大納言

大納言は、2010年から2011年にかけてぼちぼち作り始めた商品で、実は、天国へ行ってしまったママ上が置き土産のように残していった商品なのです。

お母さんはホントに、何を作っても美味しくなるちょっとした「魔法の手」を持った人でしたが、ある日思いたって、小さめのお鍋で丁寧に丹波の大納言小豆を炊きはじめ、毎日、嬉々として工夫を重ねたあんこは実に美味しかった‥。

「これは商品にしないと罰があたるね!」と二人で話しながら、手作りのラベルを貼り付けて、甲子園の店頭に少しだけ並べてはじめました。評判も上々、ちゃんと大きな鍋で炊き始めようといていた矢先に、ママが急逝‥。

めそめそはしていたものの、兄上にも「ママの置き土産だからきっちりやれよ」とハッパをかけられ、手作りラベルも印刷し(デザインはそのまま、即興のを残しましたけど)気合を入れてきちんと商品化できたのは2011年のお盆明けでした。

それ以降、派手にメディアに出ることはなかったけれど(あ、一回だけ友達のジャム屋さんが「夢のカタチ」というドキュメンタリーに出た時、友情出演しました!)、お豆たちの中でももっとも常備色の強い人気商品となり、あんこに詳しい目利きのバイヤーさんにも「これは美味い」と認めていただき、すくすくと育ってきました。(職人肌ばかりの清左衛門スタッフの中でももっとも職人肌といえそうな担当の木下さんと日々研究していますが、どんどん美味しくなっていると自負しています。)

今回、ずーっとご愛用いただいている宇野先生にこうして華やかにご紹介いただけて、ほんとに嬉しく思っています。ほんとに有難うございました。
これからも精進して、ますます丁寧に心を込めて作っていきたいと思います。

皆様も、清左衛門の「大納言」をどうぞよろしくお願い致します!!

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