波照間黒糖

写真は、清左衛門で使用している波照間産の黒糖です。
知る人ぞ知るお砂糖の専門店、大阪の鴻商店さんで仕入れています。

どちらも、波照間産黒糖。
業務用なので、黒糖の塊の大きさなんかは毎回違いますが今年はびっくりするほど様子が違います。

どちらが今回のものでしょうか?
答えは左側。

毎回そこそこの量がくるので、久しぶりに届いた黒砂糖。
「佳子さん、黒砂糖がいつもと全然違うんですけど‥」
と心配そうにスタッフ。

波照間黒糖

こんな感じのざっくばらんな大袋が10個ほど、ど〜んとやってきました。

「どれどれ?、あ、ほんとだ。」
一口、味を見る。
「間違いなく黒砂糖だけど、いつもとは違うよね。チョット聞いてみるわ。」

と、いそいで鴻商店の篠田専務に電話。

私  「黒糖ありがとうございました。でも、いつもと全然違う感じですけど? 波照間で間違いないですか?」

専務 「全然、違うでしょ。僕も20数年、波照間の黒砂糖を取り扱ってきてこんなん初めてですわ。ものすごい干ばつで、ものすごい不作。収穫量が3分の1で、質が悪くて、値段が高い。」

(そりゃそうでしょ、人気の黒糖の収穫量が3分の1なら。)

専務 「今回送らせてもらったのが最高クラスで、それですわ。赤土みたいでしょ。じっとりと、なんか水分が多くて‥。普段は、どっちかいうたらドンゴロス(麻袋)みたいな色やからね。」

(さすが、上手な例え‥)

私  「そうそう、ほんとにそういう見た目‥。なんか、ごぼうの赤土みたいな‥。品質が悪いってってどんな感じなんですか?」

専務 「雑味っていうか、苦味が強くて、糖度が低い。ある意味、黒砂糖らしいともいえるけど‥。」

私  「確かに‥。さっき味見させてもらったらそんな感じでした。」

専務 「おたくみたいに炊いて使うとこはそんなにも問題ないと思うけど‥。うちも黒蜜はなんとかなっても、あとは困りきってますわ。」

私  「なるほど〜。では、今年はこれしか仕方ないってことですね。来年はどうなるんですか?」

専務 「まだ、収穫は先の話やけど、今年もあかんのんちがうかなあ。」

私  「そうですか〜。また宜しくお願いします。』

という感じ。

沖縄産黒糖の中でも、「風味が全く違う!」と、いつも篠田専務がイチオシの波照間の黒砂糖も、今年は受難の年。
確かにいつもとは違うけど、今回の黒糖は、「黒糖の個性が強く出すぎた感じ」なので腕と工夫で清左衛門の商品は十分カバーできそうです。

理想的な材料が、対価さえ払えば普通に手に入るということが、いかに幸せなことか、今年ほど痛切に感じたことはありません。
大切な食材を、大切に使って、出来る限り美味しいものに仕上げていきたいと思います。

 

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